Netlifyでのビルド時に利用されるソフトウェアのバージョンを指定する方法について
本ページでは、Next.jsでビルド時にソフトウェアのバージョンを指定する方法に関するページです。
方法#
Netlifyでのビルドジョブの設定に環境変数を指定することができます。
下記にソフトウェアと環境変数名の指定を掲載します[1] 。
ソフトウェア | 環境変数名 | 指定可能な値 |
---|---|---|
Python | PYTHON_VERSION | 2.7 (default), 3.5, 3.7 |
Ruby | RUBY_VERSION | 2.6.2, 2.7.2 (default) |
Node.js | NODE_VERSION | 12.18.0 (default), あるいはnvmでインストール可能なバージョンであればいずれも可 |
PHP | PHP_VERSION | 5.6 (default), 7.2, 7.4 |
Go | GO_VERSION | 1.14.4 (default), あるいはダウンロード可能なすべてのバージョン |
他にも、設定ファイルによって指定する方式もあるため、リポジトリで明示しておきたい場合にはそちらの方式も取ることができます。設定ファイルによる方式の場合は下記の説明に記載のリンクを参照ください。
説明#
Netlify で利用されるビルドイメージ#
NetlifyではGithubなどのGitホスティングサービスの特定リポジトリにコミットをPushすることでビルドが行われる、いわゆるCI(Continuous Integration)ライクな動作をしています。
このCIライクなビルドを行う際に利用されるコンテナイメージとして以下の2種類があるようです。
- focal
新規に作成する際に利用されるイメージ。 Ubuntu 20.04 が動作。
- xenial
既存のサイトをビルドする際に利用されるイメージ。 Ubuntu 16.04 が動作。
各イメージの名称は Ubuntu のバージョン名称からとられています。
各イメージでの具体的に利用可能なソフトウェア一覧とバージョン指定情報については以下に記述されています。
私が作成しているリポジトリでは Python を利用していたのですが、 xenial においてデフォルトが 2.7 になっていたためビルドがコケてしまい困っておりました。
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