Windows 10でデフォルトで利用できる日本語等幅フォント一覧 (サンプル画像あり)
本ページではWindows 10で利用できる日本語等幅フォント一覧について説明します。等幅フォントは半角文字と全角文字ごとに同一の幅のフォントのことを指し、主にプログラミングで利用されるフォントです。また、デザインにも利用されることがあります。
一覧#
Windows 10 においてデフォルトでインストールされているフォントは以下の通りです。
BIZ UDゴシック
BIZ UD明朝
HGゴシックE
HGゴシックM
HG教科書体
HG行書体
HG創英プレゼンスEB
HG創英角ゴシックUB
HG創英角ポップ体
HG明朝B
HG明朝E
MS ゴシック
MS 明朝
UD デジタル 教科書体 N-R
ところどころ半角カナや全角アルファベットが混じっているものがあったり、半角スペースが入ったり入らなかったりと曲者ぞろいです。
上記のリストをコピペして利用すれば間違いはないと思います。
サンプル#
それぞれのフォントがどのような見た目か、画像を掲載しますので見比べてみてください。
BIZ UDゴシック
BIZ UD明朝
HGゴシックE
HGゴシックM
HG教科書体
HG行書体
HG創英プレゼンスEB
HG創英角ゴシックUB
HG創英角ポップ体
HG明朝B
HG明朝E
MS ゴシック
MS 明朝
UD デジタル 教科書体 N-R
一応説明#
等幅フォントとは?#
等幅フォントとは、文字の幅が一定となっているタイプのフォントのことを指します。 文字の幅は文字が半角であるか、全角であるかに応じて変化します。
具体的には、以下のようなものがあります。
- 1:2の等幅フォント
半角英数字の幅を1としたとき、全角文字の幅を2としたもの。 本ページに掲載しているものはこの方式で、基本的にはこちらの形式のものが多い。
- 2:3の等幅フォント
半角英数字の幅を2としたとき、全角文字の幅を3としたもの。 Source Hans Code JP などが該当する。
等幅フォントとは逆に、 文字ごとに幅が異なるフォントのことをプロポーショナルフォントと呼びます。 等幅フォントはプログラミングなどで有用な一方、デザインの面を考えるとプロポーショナルフォントが選ばれることが多いです。
また、本ページで掲載しているフォントはすべて 日本語で利用可能な等幅フォント になります。
英数字のみの等幅フォントであればこれ以外にも Consolas や Courier New などがあるのですが、これらは残念ながら日本語フォントは対応しておりません。 このようなフォントを利用して英数字と日本語が入り乱れた文章を記述すると日本語のみが別のフォントで描画されることとなり、見た目がきれいではなくなってしまいます。
半角英数字のみであればフリーフォントも合わせてより多数の選択肢から選ぶことができるのですが、日本語の場合あまり選択肢は多くありません。 半角英数字に比べて日本語の文字種類が圧倒的に多い点や、そもそもの利用者数が段違いである点などが理由として挙げられます。
デフォルトで入っている等幅フォントは何に使うことができるか?#
Windowsでは本ページで紹介しているように実は等幅フォントがいくつか用意はされておりますが、プログラマーの方々の要求を満たすようなフォントとは言えないかもしれません。やはりこだわる方は Ricty や M+ などの綺麗なフリー等幅フォントを利用することになるでしょう。
ただ、
わざわざフォントを入れるのは面倒
Webページで等幅フォントに何を利用するか迷っている
という方には本ページの情報が役に立つかと思います。
他の等幅フォントはないのか?#
デフォルトでインストールされている等幅フォントは本ページに掲載しているものがすべてですが、フォントは自由にインストールすることができるのでそちらを利用することも可能です。
注意事項#
日本語と英数字の入り混じった文章の場合、 フォントサイズが 3pt の倍数でなければ綺麗に文字の幅がそろいません。 例えば 14pt などのサイズで等幅フォント利用の日英入り混じった文章を書くと微妙にフォントがずれているのが確認できるかと思います。
これは pt を px に変換する際の計算式で利用される DPI (Dots Per Inch) の値に由来するそうです。